解説_Max Loss , Max Loss Limit , Max Drawdown
要旨
このページでは、Prop Firm の評価・運用で頻出する
Max Loss / Max Loss Limit / Max Drawdown の違いを図解で整理します。
1. 用語のまとめ(ざっくり比較)
| 項目 | 日本語イメージ | 主な役割 |
|---|---|---|
| Max Loss | 最大損失額 | このチャレンジ/口座全体で「最終的にここまで損したらアウト」という累計損失ライン |
| Max Loss Limit | 最大損失限度額 | 上とほぼ同じ概念だが、「ルールとしての上限ライン」であることを強調した表現 |
| Max Drawdown | 最大ドローダウン(最大下落幅) | 口座のピーク(最高値)からどこまで下落してよいかを制限するルール。Static / Trailing などで挙動が変わる |
2. Max Loss(最大損失額)のイメージ
2-1. 基本イメージ
- 初期口座金額の「何%まで負けてよいか」 を決めるルール
- 典型例:
- 初期口座:$100,000
- Max Loss:10%
→ $10,000 までの損失は許容、それ以上は失格
2-2. 図解(シンプルモデル)
ポイント
- Static 型では
「初期口座金額 × パーセンテージ」で固定(利益が出ても Max Loss は動かない)
- Challengeを選ぶ時
- Static 型なのか
- Trailing 型なのか
を必ず確認する。
3. Max Loss Limit(最大損失限度額)のイメージ
3-1. Max Loss との関係
- 中身の概念は Max Loss とほぼ同じ
→ 「ここまで損したらルール違反になる上限ライン」
- "Limit" という語で
「ここを超えてはいけない、厳格な上限」 というニュアンスを強調しているだけのことも多い。
3-2. 図解(Max Loss との位置づけ)
ポイント
- 「Max Loss」と「Max Loss Limit」が両方出てきたら:
- 別ルールなのか、単なる言い換えなのか を文脈で確認する
- 多くは 「言い換え」または「金額で書き直したもの」 に過ぎない
- 特に気にしない
4. Max Drawdown(最大下落幅)のイメージ
4-1. コンセプト
- 「基準 =ピーク(最高値) 」 からどこまで落ちたらアウトか」 を決めるルール
- 「何をピークとみなすか」で挙動が大きく変わる 危険度小 ➠ 危険度大
- Balance Based < Equity Based < Balance or Equity at End of Day ( EOD ) < Intraday
4-2. シンプルなチャート例(Static 型)
前提:
- 初期口座:$100,000
- Max Drawdown:10%(= $10,000)
- Static:初期口座を基準に固定
- どれだけピークが上がっても
「90k を割ったら OUT」という判定。
- Static 型には影響無し
4-3. Trailing 型(追随型)のイメージ
前提:
- 初期口座:$100,000
- Max Drawdown:10%
- Trailing・Equity Based(ピーク Equity を基準に、ラインが追いかけて上がる)
- Equity が新しい高値をつけると、
- ピーク値 − 10% のラインが 上へ追随 する
- その結果:
- 利益が増えれば増えるほど、「許される下落幅」は金額ベースでは狭くなる
4-4. Trade上の要注意ポイント
- Max Drawdown は、以下を必ずセットで確認する:
- Max Loss Type
- Static / Trailing のどちらか
- 基準の種類
- Balance Based
- Equity Based
- Balance/Equity – Highest at EOD
- Interday(日中最高値基準) など
- 特に Trailing+Intraday の組み合わせは
一瞬の含み益の高値が基準になりやすく、失格リスクが高い
5. 3つの関係性(全体図)
6. チェックリスト
Prop Firm のChallengeを選ぶ際には
最低限、次の 4点をメモしておくと事故を減らせる。
- Max Loss / Max Loss Limit
- Static / Trailing のどちらか
- Max Drawdown
- パーセンテージはいくらか?
- 基準は Balance / Equity / EOD / Intraday のどれか?
- 利益を出したとき、DD ラインは動くか / 動かないか?
- Daily Loss / Daily Drawdown が別にあるか
- 日次の上限と、全体の Max Loss / Max DD が両方あることが多い
- 攻略メモ
- Interday型の場合、利益が出たら即利確
- 「自分ルールとして、逆行判定」を明文化しておく
- 期間 xx EMAを実体で割ったら利確
- 高値更新止まった足の安値を実体で割ったら利確
- ローソク足N本高値更新しなかったら利確